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一心行の桜

この桜のある場所は、
阿蘇五岳の南側にある、
南阿蘇エリアの白水村。
この白水村は、
「水の生まれる里」
としても有名。
村内には8つの水源があり、中でも「白川水源」は、
全国名水百選の1つに、
数えられています。

毎年春には、樹齢400年
の一心行の桜が主役。
この「一心行」という名は、
400年ほど前に
ある武将が、戦いで散った
武士たちの御霊を弔う
ため一心に行をおさめたと
いうことから由来している
そうです。

この大桜を写しに、
月の冴え冴えとした夜に
出かけたのは2年前の春
のことでした。
「桜の樹の下には屍体が
埋まっている」
と言ったのは作家の
梶井基次郎
(『桜の樹の下には』より)。

そして、妖艶で怪しい出来事さえも信じられるようなそんな夜でした。

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photo and word by Miho

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