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人恋しい季節。
夜から朝へと変わるとき、 もう少し寒くなると江津湖面から湯気がのぼります。 その湯気のなかに水鳥たちが静かに湖面を移動していきます。 ほんの数分、空の色が薄紫から金色(こんじき)に変わり、 江津湖が目を覚ますようです。
ゆっくりと朝が来て、江津湖の一日がはじまります。 昼間の江津湖は悲しいことがあったとき、ひとりになりたいとき、好きな人とデートするとき、人のためのいろんな舞台になります。 でも、夕暮れから明け方までのほんのひととき。 江津湖のためだけの舞台になるようです。 photo and word by Miho
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