▲ Index

人恋しい季節。

夜から朝へと変わるとき、
もう少し寒くなると江津湖面から湯気がのぼります。
その湯気のなかに水鳥たちが静かに湖面を移動していきます。
ほんの数分、空の色が薄紫から金色(こんじき)に変わり、
江津湖が目を覚ますようです。

ゆっくりと朝が来て、江津湖の一日がはじまります。
昼間の江津湖は悲しいことがあったとき、ひとりになりたいとき、好きな人とデートするとき、人のためのいろんな舞台になります。
でも、夕暮れから明け方までのほんのひととき。
江津湖のためだけの舞台になるようです。

photo and word by Miho

もどる

All Right Reserved Copyright (C) Miho, Since 1996